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稲作の始まる春の初め、農作物の豊かな実りを祈念するのが「祈年祭」です。豊作を感謝する秋の「新嘗祭」に対し「春祭り」ともいわれます。神社で斎行される祭典の多くは、農業とりわけ稲作を中心に考えられており、中でも祈年祭と新嘗祭は特に重要な祭典に位置付けられます。この祭典では、翁の面をつけた社人と神職により、地謡と囃子を織り交ぜながら、土ならしから収穫までの一連の農作業を模倣した姿で舞を表現する「田打舞神事」が奉納され、五穀豊穣を祈念します。